市場破たん第二幕へ

<ゲーリー・シリングのゲーリー・シリング社長>

今回の統計は少なくともわれわれにとっては驚きでない。過剰在庫は依然大きな問題であり、価格が低迷しても不思議ではない。住宅価格は、住宅差し押さえの一時停止に支えられてはいるが、さらに20%程度下落すると予想する。

もし価格が20%下落すれば、住宅評価額が住宅ローン残金を下回る保有者の数は、これまでの23%程度から40%程度に急増し、金融機関による償却が相次ぐだろう。住宅市場破たんの第二幕はこれからということになる。

つまり来年は下げ。