さて、21世紀最大のバブルを引き起こした中華人民共和国について考える。
2000年から2010年にかけての人口サイクルについては下図からわかるとおり中国が最も騰勢の強い局面であり、力強い人口サイクルの上昇により過去に例を見ない株式バブルを引き起こした。下図においては、日米比越との対比を行なっているが、中国の人口サイクルの騰勢がもっとも強く、それに伴い、上海証券取引上総合指数の構成銘柄である証券会社の中でも最も古い1994年に上場した海通証券は、2001年に人口変化率が増加に転じてから2007年のでの6年間で26倍という史上まれにみる上昇を見せた。日米のバブルでは証券株は10倍が良いところであったが、正にその二倍である。同じく。同指数構成銘柄である銀行の中で最も古い1999年に上場した浦東発展開発銀行は、同期間中に7倍となっている。次回のバブルは中国版団塊ジュニアが40歳になり、ボーナス人口変化率がプラスに転ずる2023年から2027年までの間に起こるでしょうが、その規模は2007年に起こったバブルを凌駕することはない。
 


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上海証券取引所上場株式時系列値出所
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