当初の予測を超えて日経平均は10300円代を付けたものの、失速して年初の価格に戻っています。今後は8500円から下に1000円から2000円の範囲で推移していくことが予測されます。
次に下図は監視銘柄の推移です。エルピーダメモリでの失敗の経緯から、銘柄名については公開しませんが、継続疑義の注記が出ていない景気感応的銘柄とだけ説明します。
日本経済の衰退の流れを反映して、2009年の底からの立ち上がり三カ月後をピークに下落が続いております。継続疑義の注記が出ていたエルピーダメモリは、サイクルの下落とともに上場廃止となりましたが、この銘柄も2007年当時は全国企業年収ランキングで上位に入っていたものの、大胆にリストラを敢行した結果、現在社員が十数名まで減り、給料も半減しています。
仮に、キチンサイクルが今年中に底を付ければ、もうそろそろ大幅な値上がりも期待できるところですが、どうなるでしょうか。日本株投資は非常に危険な賭けであると言えます。
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