2016年年明けは下落から始まりましたが、新興国株式ベアETF・EDZの過去の推移をもとにして、短期的な転換点を探ります。

 なお、株式評論家の杉村富生氏は1月6日現在から2週間程度ベアトレンドが継続し、1月15日、第3週の金曜日が転機としています。一方、松藤民輔氏は、1月15日から2月4日までとしています。

 1997年から2008年までの日経平均、2009年から2015年までのEDZを確認すると、下記のとおりです。杉村氏の言う第一波動がいったん15日前後まできて保ちあいに入った後、再度最終週で大きく売り込まれて新安値を更新し、松藤氏のいう恐慌状態になることが予測されます。

日付 頻度EDZ日経
211
13211
1411
1522
1822
19 11
2011
2111
2222
2511
2933


銘柄年月 今年1月換算日付
EDZ2009/113、22
EDZ2010/115、29
EDZ2011/1 22、29
EDZ2014/18、15、29
日経1990/114、18
日経1997/1
日経2006/113、18
日経2008/121、25
日経2008/919、20

2009年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、第3週の水曜日引け、その後は第4週の金曜日の寄り付き。

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 リーマンショック直後であり、3月の底打ちまで下落トレンドにあった点が現在と類似している。2009年のパターンであれば、1月13日水曜日の引けを通過して、1月22日金曜日の寄り付きまでベアトレンドが続く。

2010年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、第3週の金曜日引け、その後は第5週の金曜日の引け。(前年より強い。)

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 当時は、ジュグラーサイクル下落局面であるものの、2010年4月までのキチンサイクル上昇局面にあった。2010年のパターンであれば、1月15日金曜日を通過して1月29日金曜日までベアトレンドが続く。

2011年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、第4週の金曜日引け、その後は第5週の金曜日の引け。(前年より強い。)

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 当時は、ジュグラーサイクル及びキチンサイクルの下落局面にあった。2011年のパターンであれば、1月22日金曜日を通過して1月29日金曜日までベアトレンドが続く。

2012年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、第1週の金曜日引け。(前年より弱い。)

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 当時は、ジュグラーサイクル及びキチンサイクルの下落局面にあった。2012年初めに短期的なリバウンドがあったため、第1週の金曜日引けがピークとなった。参考にならない。

2013年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、月の初日。(前年より弱い。)

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 当時は、ジュグラーサイクル及びキチンサイクルの上昇局面であり、参考にならない。

2014年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、第2週の金曜日の寄り付き、その後は第4週の金曜日の引け。(前年より強い。)

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 当時は、ジュグラーサイクルの上昇局面及びキチンサイクルの下落局面である。2014年のパターンであれば、1月15日金曜日を通過して1月29日金曜日までベアトレンドが続く。

2015年1月のEDZ(新興国ベアETF)

 高値は、第1週目金曜日の引け。(前年より弱い。)

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 当時は、ジュグラーサイクル及びキチンサイクルの上昇局面であり、参考にならない。

2015年12月~2016年1月

 12月高値は、第2週目の金曜日の引け

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  現在は、ジュグラーサイクル及びキチンサイクルともにピークを付けた可能性がある。ただし、天井圏の保ちあいがしばらく続き高値を更新することも予想される。なお、12月とおりであれば、1月8日の引けまでベアトレンドが継続する。営業日換算だと10営業日目となり、今年の1月18日になります。

2008年9月の日経平均

 局面の似ている2008年9月の日経平均株価を確認すると、第2週の金曜日の引けを通過し、第5週の月曜日の引けに安値を付けています。これは、今年に換算すると1月8日の引け、1月25日の引けに相当します。営業日換算だと一番底が13営業日目となり、今年の1月21日になります。

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2008年1月の日経平均

 局面の似ている2008年1月の日経平均株価を確認すると、第4週の火曜日の引けに安値を付けています。これは、今年に換算すると1月19日の引けに相当します。営業日換算だと12営業日目なので今年の1月20日になります。

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2006年1月の日経平均

 局面の似ている2006年の日経平均株価を確認すると、第3週の水曜日の引け、第4週の月曜日の引けに安値を付けています。これは、今年に換算すると1月13日の引け、1月18日の引けに相当します。営業日換算だと10営業日目なので今年の1月18日になります。

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1997年1月の日経平均

 局面の似ている1997年の日経平均株価を確認すると、第2週の金曜日の引けに安値を付けています。これは、今年に換算すると1月8日の引けに相当します。

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1990年1月の日経平均

 局面の似ている1990年の日経平均株価を確認すると、第3週の木曜日の引けに安値を付けています。これは、今年に換算すると1月14日の引けに相当します。営業日換算だと10営業日目なので今年の1月18日になります。

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波動イメージ

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