グレートローテーションとは
グレートローテーションとは、あるセクターからあるセクターへ数年スパンで移り変わっていく現象を言います。
1990年代の米国はボーナス人口に支えられて、金融、IT、一般消費財が第1のバブル相場を主導しましたが、2000年のITバブル崩壊以降は、相場の主役は2003年まで金銀に移りました。
2004年から2007年にかけて中国の人口ボーナースが加速する段階に入ると、中国の旺盛な需要により、エネルギー、鉄鋼が第2のバブル相場の主役となりましたが、2008年リーマンショック以降は、2011年まで再び相場の主役が金銀となりました。
FEDの金融緩和により、相場が落ち着きを取り戻すと、オバマケアや高齢化による需要を見越してヘルスケア、一般消費財が第3のバブル相場のけん引役となりました。
しかし、この第3のバブル相場は2015年にピークを打ったようです。日柄から言えば、2018年まで相場の主役が金銀に移ります。
では、この金銀への逃避需要がひと段落したら、バブルが発生しやすい9のつく年に向けて、何が相場をけん引するのでしょうか。
S&P500のセクター別ウェイトの変遷
下図は、1979年、1989年、2006年以降におけるS&P500のセクター別ウェイトの変遷です。2011年以降、ITのシェアが増えていますが、最も伸びているのは、ヘルスケアセクターです。若林栄四氏は、米国ダウの大底を2022年としていますが、これは、米国のボーナス人口の底打ち時期と重なります。この頃まで人口オーナスの影響下で伸びるのはヘルスケアセクターしかありません。
米国株セクター別パフォーマンスの変遷
下図は、米国株のセクター別パフォーマンスとその順位の変遷です。リーマンショック後の顕著な流れとしては、3年間の素材セクターのけん引が続いた後、相場の主役が、ヘルスケアと一般消費財に移ったことです。
これは、いわゆる公式的なセクターローテ―ションの推移図とは異なっていますが、相場においては、そもそも公式など6割当てはめればいいほうであり、実際の過去の値動きが全てなのです。
つまり、この過去の値動きから言えることは、現在の素材セクターが上がりきった後に、世界的な高齢化によるヘルスケアセクターの成長が続いていくということです。いずれ、ヘルスケアセクターがITセクターに代わり、もっとも大きなシェアを握るでしょう。
素材とヘルスケアセクターは相反する。
セクターローテーションを利用して全天候型運用をするのであれば、素材とヘルスケアを交互に乗り換えていけばいいことは、下図からも明らかです。
今後重視すべきこと
当面の検討事項は、素材セクターが2018年以降も、低調な株式相場からの逃避需要をとらえて成長し続けるかどうかということです。現時点では、過去の値動きから、2018年前後でいったん日柄が満了するのではないかと考えています。
つまり、素材セクターの動向もにらみながら、ヘルスケアセクターの底をさぐり、有望な成長銘柄を発掘していくことが必要です。
2022年まで日本株はやめたほうがいい。
なお、日本株については、世界が本格的な高成長局面に入る2022年まではやめたほうがいいです。その理由としては、2020年に太陽活動が極小期を迎えるのにあわせて、南海トラフ、東海、首都直下地震が連続して起こる可能性があるからです。
過去300年の太陽サイクルと日本で起きた大型地震のマグニチュードの推移が下図ですが、ちょうど今は、太陽の100年サイクルの底付近です。
同様の局面であった宝永年間は、阿蘇山地震の2年後に宝永地震が起きています。当時のアナロジーから2018年に首都直下地震又は南海トラフ地震が起きる可能性が高まりました。たとえ地震が2018年に発生しなくても、太陽サイクルが極小期となる2020年プラスマイナス2年間は、非常に危険な時期であり、いつ大規模地震が連発してもおかしくありません。
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