皆さんお元気でしょうか。前週末から相場は急激に回復してきています。

 過去記事「」を掲載した前週末においては、ドル円が118円台に突っ込んだことに着目し、円高傾向が続くことを予測しました。

 長期のトレンド予測は当たっていても短期では揺り戻しが当然あります。相場を見るうえで、抵抗線や指示線というものは非常に大事な分岐点です。

 指示線に到達した時点で需給の均衡が崩れると、一気に下落するか、跳ね返されて勢いよくリバウンドするかのどちらとなります。

 今回は、支持線を底抜けすることなく、大きく反発しました。EUや中国の金融緩和に支えられ、再び、株高・ドル買いの動きが発生しています。また、11月の郵政上場を控えて、株価暴落は困るという日本政府の意向もあります。しかしながら、私の長期予測に変更はありません。

月足チャートの分析

 月足チャートを確認します。2011年8月にピークをつけた金銀は、2015年8月に株高が終焉するとともに、反攻へ転じました。特に、銀の上げが目立ちます。
 
 一方、中国から始まった株価崩壊は8月に日米の株価暴落を引き起こします。大きく下落した株価・ドルは、10月にようやく陽線になりました。

 しかし、 株価暴落は終わったわけではありませんので、現在の中間反騰は絶好の株・ドルの売り場を提供してくれるでしょう。また、大底をつけた金銀の買い場も提供してくれます。

2015102302























































週足チャート

 週足チャートでも8月からの動きを概観してみます。8月1日を境に、金銀の底打ち、ダウ平均、日経平均及びドルのピークアウトが発生しました。この変化の先駆けとなったのが中国の上海総合指数です。
2015102304 



















































中間反騰はいつまで続くのか

 今後、いつこの中間反騰がいつまで続くのでしょうか。ヒントは、やはり過去の値動きに眠っていました。下記のはかねてからお示ししている日経平均の過去のジュグラーサイクルとの比較です。

 過去のジュグラーサイクルと比較した場合、中間反騰は来年1月~5月まで続く可能性があります。
2015102301














 また、今回の株価暴落の先駆けとなった上海総合指数の値動きにも着目しています。上海総合指数がまた、弱含んでくると重要な日米株価暴落先駆けシグナルとなりそうです。

 上海総合指数については、日足ベースで見るとすでにTDセットアップによる売りシグナルが出ており、いつ下落に転じてもおかくしくありません。

 現在は、暴落からの揺り戻しがいつまで続くか注意深く観測するとともに、再び株式相場が過熱圏に達して来たら、株価・ドル売りのポジションを慎重に構築するのが賢明でしょう。

 また、金銀については、株価の中間反騰局面においても、下落せずに手堅く買われています。これは、再び金融バブルが続いていくのではなく、今後、長期的に株価の下落トレンドが続くことを見越した買いが入っているからに他なりません。

 マーケットはもはやリスクオンとはならず、金銀への買いが手堅く入っていくでしょう。



 





 












金(ゴールド)はこれから2倍になる
林 則行
宝島社
2015-02-13
 






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